☆三宅漢方医院のボランティア活動~ミャンマーSEED~☆2009年の活動

院長のミャンマーでのボランティア活動をご紹介していきます。

2009年は5月の連休1週間を使って、
ミャンマーのヤンゴン、パコック、マンダレーの3箇所を周って活動しました。
いつもボランティアで通訳と調整役をやってくれるオウン・ミン氏と。
バガン空港にて。
  パコックのスージーパン僧院にて。小さな尼さんたちと。

 スージーパン僧院付属学校の図書室。まだ本が少ししかありません。
パコックでは本屋が3軒しかないので、マンダレーに行った時、ミャンマーや日本の民話、
世界児童文学、辞書などの本をたくさん買って寄贈しました。

僧侶たちへのお布施。食事としてお出しします。実際に食事を作るのは信者さんたち。
僧、尼さん、信者さん、先生、奨学生たちも含め、一度に百数十人が食事をします。
以前は奨学生や先生たちと夕食も共にしていたのですが、2007年のデモ以来当局の
目が厳しく、政治活動と疑われるのを避けるためここ2年は地元の人との外食は控えています。
奨学生や先生たちと。スージーパン僧院の大仏殿にて。

 仏教系のボランティア団体が僧院の前に建築中の病院。
できあがればSEEDの医療活動にも使わせてもらえます。

塾の宣伝ポスター。
合格者の写真を載せ合格率の高さをアピールしています。
ミャンマーの教育システムはかなり問題があり、塾に行かなければ
成績が上がらないようになっています。日本と違って問題集など
ほとんど売っておらず、
独学での成績向上は非常に困難なのです。

 

寺に預けられる子供たちは普通の出家もありますが、親が貧しかったり、
離婚や死別で養えないからという場合も多いのです。
6年間の奨学金(塾代込み1人40万チャット)5人分、
医学生の奨学金(1年間70万チャット)1人分
 英文科学生の奨学金(3年間30万チャット)
1人分テーブルとイス10台奨学生用辞書25冊が今年の寄贈内容です。

パコックの後はマンダレーに移動し、伝統医学大学にて
学生が臨床実習で使う2万5000本の針を寄贈しました。
これらはセイリン株式会社とカクモト商会から寄付していただいたものです。
伝統医学大学付属病院の鍼灸部門
中国から独自のルートで輸入した鍼灸用針
中国製を手本に、自分たちで作った銅人。
よくできています。
伝統医学大学の先生たちと
マンダレーの後はヤンゴンに戻り、伝統医学大学で治療用の針4000本を寄贈しました。
この他、ワチェの病院で使う針1000本も別ルートで寄贈しています。
今回ミャンマーに運んだ針は計3万本。
御協力いただきましたセイリン株式会社様とカクモト商会様には重ねてお礼を申し上げます。

 

ヤンゴン国際空港での夕日。
今回も無事仕事を終えることができました。
助けていただいた全ての人に感謝です。
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