謹賀新年 ~申年特集! 2016年(平成28年)~

今年は申年。
猿についてのいろいろを
書いてみたいと思います。
まずは猿の字から。

koukotu[1]
甲骨文字
kinbun2[1]

金文

syouten[1]

小篆

中国語では猿のことを
猴子と言い、この猴の字が
甲骨文字などで残っています。

sarutahiko[1]

日本で猿と言えば、まずは日本神話の猿田彦。
ニニギの尊たちが高天原から地上へ向かう時、
八ちまたという辻で一行を出迎える国つ神です。
鼻は1メートル、身長は2メートル以上で、
目がほおずきのように赤く光っていたという
異形の神。
道案内をしたということで、後に道祖神と同一視
されます。
手塚治虫の「火の鳥」では、各時代に重要な
人物として登場して来ますが、中学時代に
初めて「火の鳥 未来編」を読んで、そのあまりの
スケールに衝撃を受け、それまでは本ばかり読んで
マンガを軽く見ていたのですが、その日から
マンガばかり読むように変わってしまいました。

2.img420[1][1]
「火の鳥 未来編」のサルタ博士
4.img500[1][1]

「火の鳥 鳳凰編」の我王
この鳳凰編も感動しますねえ。

munakata[1]
星野之宣の「宗像教授異考録」第四集 サルタヒコ計画
夢中にさせてくれる歴史ロマンです。
kyougeki[1]

中国で猿と言えば、日本でも昔から人気の高い
斉天大聖こと孫悟空!
マンガやアニメなど、どれだけ作品化されたか
わからないほどです。
一番人気はやはり「ドラゴンボール」でしょうが、
個人的には「西遊少女隊」と「西遊妖猿伝」が好きです。

saiyusyoujo1[1]

山本貴嗣の「西遊少女隊」
登山マニアの三蔵法師と
3人の体育会系少女たちの
珍道中が爆笑できます!

youenden1[1]

諸星大二郎の長編「西遊妖猿伝」
おおっ!ホームページ上で
星野之宣と諸星大郎の2大巨頭が揃った!
こりゃ、正月から縁起がいいっ!!

1[1]

孫悟空の原型と考えられる
ラーマーヤナに出てくる
猿の将軍ハヌマーン。
これはアンコールワットの
レリーフを写真に撮ったものです。

800px-Hamuman1[1] Hanuman11[1]
バリ島の木像
Hanuman-vijayawada1[1] 
インドにある41メートルの
巨大ハヌマーン像
Hanoman21[1] 
インドネシアのワヤンクリ
(影絵芝居)のハヌマーン

         ネットでウィキペディアを見ると、様々なハヌマーン像が出てきます。
         インド文化圏に広く知られて現代でも大人気のようです。

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毎年行っているミャンマーにはポッパ山という
ナッ神を祀ってある山がありますが、ここの
神の使いは猿です。

27%20(640x480)[1]

ここでは猿の方が立場が上?
人の方が遠慮がちです。

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猿と対面する招き猫薬局の
斉藤さん。猫と猿なので、
相性が良いのでしょうか?

猿を撮す斉藤さん ☜クリックすると、動画が見られます。

 

謹賀新年 ~申年特集! 2016年(平成28年)~” に対して1件のコメントがあります。

  1. 森田純子 より:

    ホームページも、医院の待合室も、そして招き猫薬局も
    楽しい!
    おかげさまで、ずっ~と悩んでいた蕁麻疹も、癌の状態も
    良好です!
    宇宙戦艦ヤマトの次は、なんですか?
    三宅先生の漫画も面白かったし!
    いつも、楽しみに行っています!
    ことしは、薬膳料理に挑戦するのが目標です!

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