ミャンマーでの活動中断の御報告
2019年12月に中国で発生した新型コロナは、あっという間に世界中に広がりました。
新型コロナ予防の為、2020年はミャンマー訪問を断念。
翌年から活動を再開しようと考えていたのですが、
2021年2月1日に、ミャンマー国軍がクーデターを起こして、アウンサンスーチー氏を監禁。
一般市民や僧侶への弾圧が始まり、その後、平和的なデモに参加しても拷問や殺害を受ける事に反発して
一般国民が反政府勢力に合流して、武装して反撃。
ミャンマーは内戦状態となり、未だに解決の糸口さえ見えていません。
ミャンマーで孤児院を経営している知り合いが、2023年に資金補充の為ミャンマーに行ったのですが、
書類を書いている最中に軍人に銃を突きつけられたり、以前は貧しくても治安だけは良かったのに、
街に一人で出ると強盗に襲われるので必ずスタッフと行動するよう言われたりと、
以前の軍事政権時代より明らかに更に様々な状況が悪くなっています。
スージーパン僧院学校で出している奨学金は、私がミャンマーに行けなくても4年間は継続できるように
現地の銀行に預金していたのですが、クーデター以降、学校が閉まっていたり、政府を認めないために
学校に行かないなどで、2021年からは奨学金付与も停止状態です。
今後もミャンマーでの活動を継続したいとは思っていますが、政治状況が落ち着くまで、待つしかありません。
一刻も早いミャンマーの安定を切に願って止みません。