便秘症の漢方治療について
トピックス(便秘症)
便秘は現代医学の薬を使う場合、どのタイプの薬も便を出すだけの効能なので、初めは便は出るもののやがて腸が疲れて効きが悪くなり薬を増やすとさらに腸が疲れるという悪循環に陥ります。
漢方には、様々なタイプの便秘薬があります。現代医学と同じく便を出すだけのものもありますが補助的に使いあまり中心的には使いません。漢方の一般的な便秘薬は『便を出す薬』と『他の効能のある薬』を組み合わせるのが特徴です。例えば、
- 体に潤いがなく便秘になる人は、『便を出す薬』と『潤う薬』を、
- 血液のめぐりが悪く便秘になる人は『便を出す薬』と『血液を巡らせる薬』を、
- 気が動かず便秘になる人は『便を出す薬』と『気を動かす薬』を、
- 腸がけいれん状態で便秘になる人は『便を出す薬』と『腸の動きを整える薬』を、
・・・と、言った具合に様々です。
漢方の便秘薬を使うと腹痛がなく気持ちよく便が出せて、しかも腸が疲れず少ない薬で便が出るように変わって行きますので患者様に喜んでいただいています。