謹賀新年 戌年特集
古代メソポタミアでは、神々の横に 神を象徴する侍獣が置かれましたが、 治癒神グラの象徴が犬。 写真はウルクの大鉢の一部なのですが、 グラ神かどうか怪しいそうです。 |
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古代エジプトのアヌビス神はヤマイヌの姿。 ミイラを作り、ラーの天秤を用いて死者の 罪の重さを量ると言われています。 |
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ゾロアスター教では、犬は人間の次に位が高い 生き物です。 特に霊力が強いとされる両目の上に斑点のある 四つ目の犬に死体を見させ、死魔を退散させますが、 この辺は諸星大二郎「西遊妖猿伝」西域篇2巻に 出てきます。さすが諸星大二郎!! |
日本書紀では、昔、丹波の桑田村に
「甕襲(みかそ)」という名の人物がおり、
その家には「足往(あゆき)」という名の犬が
いて、この犬が牟士那(むじな)という名の
山獣を食い殺したところ、その腹から八尺瓊の
勾玉が出てきたので、これを朝廷に献上したと
あります。
岡山県総社市の吉備津神社 |
昔話では、桃太郎に出てくる犬でしょう。 この話は各地にありますが、その一つが 岡山の吉備津神社に伝わるもの。 百済から来た温羅(うら)という鬼を退治する為 吉備津彦命(きびつひこのみこと)が朝廷より 派遣され、そのお供が、犬飼部の犬飼健命 (いぬかいたけるのみこと)、猿飼部の楽々森彦命 (ささもりひこのみこと)、鳥飼部の留玉臣命 (とめたまおみのみこと)の犬猿雉子トリオです。 退治された温羅(うら)の首はここに祀られ、 以後は釜を鳴らして国家の吉兆を占う 護国の鬼と化します。 |
江戸時代にベストセラーになったのが、滝沢馬琴の
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辻村ジュサブローの人形と、坂本九の歌・ナレーションで放送されたNHKの人形劇
古代メソポタミヤでは、王宮や神殿の守り神として獅子像が置かれていました。
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